資金が限られてくれば安全性も限られてくる。阪神大震災でははじめて震度七を体験したが、ではこの次に震度八の地震がやってこないと誰が断定できるだろうか。阪神を襲った大惨事は、第二の関東大震災にそのまま教訓として当てはまるかどうかもわからない。それなら私はむしろ、マンションというのは万が一のときでも人の生命を守る構造こそ大事ではないかと思う。マンションの建設で手抜きをするということは、こうした人の生命を脅かすことにもなるのである。そうならないためにも、お客さん脚身がしっかりとした判断の基準を持つべきだと私は思うのだ。阪神大震災(兵庫県南部地震)では、被害状況のなかで、死者と行方不明者数ばかりに災背の規模が縦締されていたように思う。しかし実際私たちが関心を寄せていたのは家歴崩壊の項=だったのである。その数は笑に一○万棟を越えていた。一戸建ても一棟、マンションも一棟として累計されていた。あるいは、家麓一円の木造アパートに住んでいた人もいたが、分譲価格で五○○○万円のマンションに住んでいた人もいた。家尾が損傷したとなれば、どのよう葱物件であれ、価格は時価の半値以下になって当然である。