
宮崎県を代表する伝統的な工芸品をご紹介します。
都城木刀は、薩摩示現流の太刀を見本にして江戸時代以降作られるようになりました。
また、明治の末に神陰流の太刀型を加味して、反りのある現在の都城型の木刀になったようです。
材料には霧島山麓に豊富に自生している照葉樹のうち、弾性、強度、重量感に富むカシ、ビワ、イスノキなどが使用されています。
なかでも南九州特産のイスノキの古木の芯材を使用した木刀は、黒みががったしぶい光沢を持ち最高級品とされています。
全国生産量のおよそ9割を占め、国内はもとより欧米、ブラジルなどへも輸出されています。
美々津手漉き和紙は、宮崎県内で唯一残る手漉き和紙として平成16年9月24日に宮崎県無形文化財に指定されました。
その歴史は古く、盛んに作られるようになったのは江戸時代後期ごろからです
明治時代に50軒あった紙漉は、近代的な機会製糸の普及により市場を奪われてしまい、昭和30年代になると大半の職人が廃業していきました。
現在は一軒だけが伝統を守り続け、その技を伝えていっています。
作業所内では和紙製品の販売も行っていて、手漉き和紙独特の風合いや温もりを手にとってその良さを味わえます。